
暑さもようやく落ち着き、朝晩は少し肌寒い季節に入ってきました。
先日、山形に住む友人から、箱いっぱいの立派な渋柿を送っていただきました。
仕事がお休みの日の午前中を使って、日本の古くからある秋の手仕事、干し柿作りに挑戦しました。
たくさんの魅力がつまった柿
日本では各地で見られる柿の木。私の家の後ろの畑にも柿の木がたくさん植えられていて、今の時期はちょうど柿が熟して半分以上落ちています。
そんな身近にある柿について、濵崎貞弘さん著の『柿づくし』を読んで調べてみました。
柿は干し柿にして食べるだけでなく、ジャムや柿酢にしたり、渋みを抜けば生でも美味しくいただけます。食べるだけでなく、葉はお茶や柿の葉寿司に、実を潰して煮出した液は布の染色にも使われたりと、余すところのない植物です。
そして、体にも嬉しい栄養がたっぷり。ビタミンCはイチゴやミカンと比べても多く、カリウムや食物繊維も豊富に含まれています。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるのも納得です。
初めての干し柿作り
今回は『柿づくし』を参考に、仕込みを行いました。完成までに1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかるとのこと。まずは最初の工程を書き留めておきます。
- 皮むき
今回いただいた柿は全部で47個。すべて剥き切るのに50分ほどかかりました。ひたすら無心で剥き続けましたが、この工程が一番大変でした……!
- 紐をくくりつける
家にあった荷紐を使って、ヘタの枝部分を片結びでくくりつけます。友人が干し柿用に枝をT字に残して収穫してくれていたので、とても作業がしやすく感謝しています。
- 熱湯にくぐらせる
皮を剥いたばかりの柿は水分がたっぷり。乾燥機があれば良いですが、今回はベランダで乾燥させます。カビが生えてしまわないよう、沸騰したお湯にさっとくぐらせました。
- ベランダに吊るす
ベランダの物干し竿にずらりと吊るして、ひとまず最初の工程が終了です。

実はこの日、私の住む地方はあいにくの曇り空。
本来は皮を剥いて干し始める日と翌日が晴天であるのが理想ですが、自然に委ねて様子を見てみることにします。
ここから1ヶ月〜1ヶ月半、ベランダを見守っていきます。
乾燥が進んできたら、中の水分が抜けやすくなるよう優しく揉む工程があるそうですが、まずはここまで。
今よりずっと寒くなっているころ、甘くて美味しい干し柿ができあがりますように。
完成した様子も、あらためてお届けします。
【参考】
濵崎貞弘『柿づくし 渋柿、干し柿、柿酢、柿ジャム、紅葉保存』一般社団法人農山漁村文化協会,2016年,95ページ



