先日、日本各地で梅雨入りが発表されました。気温が高い日と、どんよりした曇り空の少し肌寒い日が交互にやってきて、体調管理が難しい時期ですね。梅雨に伴う気圧の低下は、自律神経の乱れを引き起こして慢性的な身体の重だるさを感じる方も増えると言われています。また、高い湿度は体内の水分代謝を滞らせて冷えやむくみを生じさせます。さらに、急激な寒暖差に対して身体の適応機能が追いつきにくい時期です。高温多湿な空気はカビや雑菌の繁殖にもつながるため、食材管理には一層の工夫が必要になります。
過酷な季節を乗り越える、先人の「梅」の知恵
ちょうどこの時期、青々とした梅の木は丸々とした実の収穫を迎えます。スーパーマーケットには青梅が並び、梅干しや梅ジュースを手作りする方も多い季節です。古来、日本人はこの環境変化に逆らうのではなく、自然の力を生活に取り入れながら乗り越えてきました。


梅干しの歴史は古く、平安時代には塩漬けによる保存法が確立され、健康維持や食の知恵として活用されてきました。梅雨時は高温多湿で菌が繁殖しやすい一方、梅に含まれるクエン酸には保存性を高める働きがあります。お弁当に梅干しを入れる習慣も、こうした生活の工夫の一つです。
身近な植物の力を借りてすこやかさを保つこと。それは長く受け継がれてきた暮らしの知恵です。
自然の力を、現代の化粧品開発へ
この「自然の力を借りて健やかさを守る」という考え方は、NAMOWのものづくりの原点でもあります。ヴィーガン処方や和漢植物、発酵技術の活用は、誰もが安心して使えるやさしさを追求した結果です。
目の前の肌に誠実であることと、自然への敬意は両立できます。自然を消費するのではなく、その知恵を借りるという姿勢は、肌にも環境にもやさしい持続可能なものづくりにつながります。
どんよりとした季節ですが、日々のセルフケアを通して、自然のやさしさに触れる時間を大切にしていきましょう。
こちらもぜひご覧ください。
株式会社NAMOW 代表取締役 伊藤 智美 インタビュー
===
参考:日本人は植物をどう利用してきたか(中西弘樹 著)