「タタッタタラ タタッタタラ タタッタタラ タララ🎵」
日曜日の夜、夕飯を食べながらテレビから流れていたあの音楽。そう、サザエさん。
サザエさんのお家には、波平さん、フネさん、そしてサザエさんとマスオさん、その子供のタラちゃん。そしてカツオとワカメと合計7人が一緒に暮らしています。(猫のタマもですね!)
一つ屋根の下に、これだけたくさんの人たちが、和気藹々と住んでいる風景。それは、昔は至る所で見られたと良く言われてます。複数世代が一緒に助け合いながら暮らしているひとつの家族の形です。サザエさんは1946年に作者・長谷川町子さんが新聞で連載をスタート。1969年にテレビ放送が開始されました。連載が始まってから、今年で実に80年経つことになりますが、その間に、日本では家族の在り方が時代とともに変化してきました。
データで見る暮らしのかたちの変遷
厚生労働省が発表した令和6年国民生活基礎調査にある「世帯数と平均世帯人員の年次推移」のグラフを見ると、どんな変化が起きているかとても直感的に伝わってきます。統計を取り始めた1953年からいままで、世帯の数は少しずつ増えていき、世帯の人数は少しずつ減っています。つまり、少ない人数で住んでいるお家が増え続けていることになります。
厚生労働省 令和6年国民生活基礎調査 概要資料から抜粋

出典:厚生労働省令和6年国民生活基礎調査:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa24/
どんなお家が増えているのかがわかる資料もありましたので、ご紹介します。
内閣府男女共同参画局が令和6年6月に発表した、令和6年版男女共同参画白書の中の「家族の姿の変化」と示された円グラフをみると、気付くことがあります。40年前と比べてみると、ひとり暮らしのご家庭や、ひとり親で子育てをするご家庭の割合が、全体の約半分を占めるようになっているんです。ひとりきり、もしくは1人の親が子育てを担う家族が、とても多くなっていることがわかります。
令和6年版男女共同参画白書から抜粋

令和6年版男女共同参画白書全データはこちら:https://www.cfa.go.jp/resources/research/kowaka/results
若い世代のウェルビーイング調査から見えてきた「安心できる場所」の必要性
若い世代の人たちからのデータもご紹介したいと思います。こども家庭庁は、今年の4月に日本国内の10歳〜39歳の男女約20,000人を対象とした調査の結果(こども・若者総合調査(令和7年度))を公開しました。この調査では、人生をどう捉えているか、他人との関わり方、困った時にどんな対処をしているか、そしてどんな助けを求めた経験があるか、など若い人たちのウェルビーイングについて調査しました。
こども・若者総合調査(令和7年度)全データはこちら:https://www.cfa.go.jp/resources/research/kowaka/results
調査では、「社会生活や日常生活を円滑に送る上での困難に直面した経験がある」と答えた人(全体の59.5%)の中で、さらに「その状態から改善した経験がある」と答えた人が、どのように改善したかを聞いた質問があります。
その回答は、「家族や親戚の助け」が56.1%、「友人の助け」が41.7%、「時間が経って状況が変化した」が40.4% と、家族、友人、そして時間の経過が上位3つとして挙げられていました。そして、割合は少なかったですが、多様な解決方法を模索した人たちの選択肢には、このようなものがありました。
- 同じようにうまくいかなかった経験をした人に話してみたこと:7.3%
- 相談できる場所に行って相談したこと:6.8%
- スクールカウンセラーなど学校にいる専門家に相談したこと:4.5%
- SNSやメール相談などを利用したこと:3.6%
- AI(生成AIサービス)を利用したこと:3.4%
- 地域の人の助け:1.1%
- 電話相談を利用したこと:0.6%
もちろん、ご家族や友人にサポートしてもらうことが1番ですが、家族の人数が減っていたり、ひとり暮らしが増えているなかで、それ以外の場所や人へ頼ることができると、もっとたくさんの人たちが困難を乗り越えることができるのではないかと感じています。
そして最後にご紹介するのは、安心できる居場所の数についての結果です。ここでは、自分の部屋、家庭、学校、職場、地域、インターネット空間を「安心できる場所」と定めています。生活満足度と安心できる場所の数の関係について調べてみたところ、とても興味深い結果がわかりました。
■ 安心できる場所の数と、生活満足度が高い人の割合
- 0個:17.4%
- 1個:29.0%
- 2個:38.2%
- 3個:51.1% (ここで半数をこえます)
- 4個:61.4%
- 5個:71.9%
- 6個:76.1%
ここでは、安心できる場所の数が増えるほど、幸福度もぐんぐん上がっていくという結果が出ています。家庭(1つ目の場所)や職場・学校(2つ目の場所)で孤立や負担を感じている人にとって、地域の中やインターネット空間においてなど、3つ目の安心できる居場所(サードプレイス)を提供することが、若い人たちの幸福度をあげることがわかったのです。
時代や社会の流れとともに、私たちの暮らし方や家族のカタチは少しずつ変わってきました。サザエさんの時代と比べると、身近にいる人数は少なくなったかもしれません。しかし、今回の調査が教えてくれているように、家庭や学校・職場とはまた違う「3つ目の安心できる居場所」があるだけで、私たちの心はぐっと満たされ、毎日の生活にすてきな笑顔が増えていきます。地域の中に頼れる場所や、心地よく関われる人とのつながりを少しずつ広げていくこと。それが、私たちがこれからも自分らしく、幸せに暮らし続けるためのヒントになるのではないでしょうか。
人と人とが自然と寄り添い合う温かいつながりの仕組みを新しく作っていきたい。
そんな想いから始まったのが、美容やウェルネスを通じて誰もが自分らしく輝ける世界を目指す、NAMOWの活動『My Choice 寺子屋』です。
次回のブログでは、江戸時代にさかのぼる地域の中の学びの仕組み、寺子屋にスポットを当てます。単なるお勉強の場所ではなく、子どもや親に寄り添う場所でもあった寺子屋。歴史を振り返りながら、NAMOWがどんな想いでMy Choice 寺子屋の活動をしているのかをお伝えしていきます。
▶︎▶︎このブログは、My Choice プロジェクトの一環として、発信しています。
NAMOWのMy Choice とは?
株式会社NAMOWが届ける、心と身体のウェルビーイングを高めるプロジェクト。 誰もが自分らしく輝ける選択肢を広げる「学び」や「気づき」につながる情報発信や、キャンペーン、居場所作り「居場所(My Choice 寺子屋)」を提案しています。
