多様性と共に輝く未来へ。日々頑張っている誰かを支える応援団でありたい。
株式会社NAMOW 代表取締役 伊藤 智美 インタビュー

—— 社名の由来についてお聞かせください。株式会社NAMOW(ナモウ)、この印象的な社名にはどのような想いが込められているのでしょうか?
伊藤: 社名を後ろから読んでみてください。「WOMEN」という言葉が現れます。昨今、共働きは当たり前。子育てをしながら、フルタイムで仕事をする女性もたくさんいます。彼女たちは、限界までマルチタスクをこなしながら日々を必死に生きています。そんな女性たちは、一人で戦い抜くことばかりで、自分のことを振り返ったり、労ったりする時間が十分に取れていないと思っています。
私自身も、研究者として、経営者として、そして母親として、キャパシティを超えるほどのタスクを抱え、必死に生き抜いてきた時期がありました。現代のジャンヌ・ダルクのように、日々「戦っている人たち」を背後から支える応援団でありたい。その逆転の意志を名前に込めています。
—— 伊藤さんは大学院で遺伝子工学を専攻し、大手化粧品メーカーでも活躍されてきました。なぜ、独立して自らものづくりを始められたのですか?
伊藤:大学、大学院では、ヒトゲノムに興味を持っていたことから、遺伝子工学を専攻し、微生物の有用性を研究する遺伝子解析や遺伝子組み換えを学んで参りました。卒業後は株式会社ファンケルへ入社しました。化粧品や健康食品の研究・開発の第一線で、臨床や基礎研究から製造技術、容器開発も含めたトータルな商品設計と研究開発に携わってきました。
ファンケルでは安心・安全・無添加という確固たる基礎を学びましたが、大規模な会社ではなかなか対応しづらかったり、取りこぼされたりしてしまうニーズがあることに気がつきます。そこで、小さな会社だからこそできる、一人ひとりに寄り添った細やかなものづくりがしたいと決意して、株式会社NAMOWの立ち上げへと踏み出しました。
—— 自社ブランド「Beauté de Pivoine(BdP)」は、ハラールやヴィーガン認証、そして2ステップという非常にユニークな設計ですね。どのようにして、この商品の開発へ着想されたのでしょうか。
伊藤: 娘の友人にイスラム教徒の方がいて、日本で安心して使える化粧品がなく、帰国するたびに買い揃えていると聞いたことがきっかけでした。同じく、ヴィーガン思想の方も、その価値観に寄り添った化粧品は少ないと聞いています。そこで、日本からハラールやヴィーガンといった「クリーンビューティー」でありながら、妥協のないパフォーマンス(効果)が得られる化粧品を作りたいと考えました。


—— 「妥協のないパフォーマンス」という点について掘り下げてお聞かせください。特にこだわった点、あるいは苦労した点はどこでしょうか?
伊藤: 「肌へのやさしさ」と「効果」は両立しづらい——この定説を、どうしても打ち破りたかったんです。私は前職からずっと研究者としてこれに立ち向かい続けています。日々お肌に使う商品において、「優しさ」を第一に設計すると、どうしてもお肌をより良い状態に持っていく「効果」の達成が難しくなります。
例えば、肌への優しさと洗浄力の両立です。実は、BdPのクレンジングには「あえて譲った点」があります。それは、強力なウォータープルーフのアイライナーやマスカラは、これ一本では落とせないという点です。そのような場合は、ポイントメイクリムーバーの併用をおすすめしています。
これは弱点ではなく、私たちが選んだ「優しさ」です。洗浄力を強めるために肌のバリアを壊す界面活性剤を使うのではなく、10年後の肌を守るために、あえて「落としすぎない」成分を選びました。この決断こそが、開発者として、そして女性の美しさを支える応援団としての誠実さだと思っています。
—— 最後に、NAMOWが目指すビジョンについて教えてください。
伊藤: 私たちは「多様性と共に輝く未来を創造する」ことを信念に掲げています。女性だけでなく、宗教や価値観、あるいは置かれた環境によって「生きづらさ」を感じているすべての人へ、拠り所となるような価値を届けたいと願っています。
自社ブランドBdPの製造・販売を行う化粧品事業や海外進出支援が主ではありますが、会社の利益の一部を使い、シングルマザーや子供たちのための地域の安心と学びの場として「My Choice 寺子屋」の活動も行っています。
日々を精一杯生きている女性たちが困難を乗り越えるための力に、少しでもなりたい。人生を前向きに生きるすべての人が、自分を愛し、誇りを持って進んでいけるように。NAMOWはこれからも、あなたの最高の応援団であり続けます。
当社については「会社概要」ページをご覧ください。
また、「Beauté de Pivoine 公式ストア」もぜひご覧ください。
